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科学のお話

2018年1月19日(金)

コードの中身は何でしょうか?

現代の生活において電気はなくてはならない存在ですが、電気を通すためのコードの中身を知っていますか?
 一般的にコードの中には銅の細い線が束になって入っています。一般的な家庭で使用するコード(定格:15A-125V平行ビニルコード1.25㎟)のもので50本(1本0.18㎜)×2の合計100本も入っています。このように銅を使って電気を流すのですが、どうして銅を使うのでしょうか?

電気を通すのに一番よく流す目安として金属の伝導率という数値があります。この数値が大きいほど電気が流れやすく、ムダが少ないということになります。(表1)
表1を見てもわかるようにこの中で一番電気を通す金属は銀、次に銅です。ここで疑問に思うのが、どうして伝導率の高い銀を使わないのかということです。
銅と銀ではまず価格に大きな違いがあります。銀は貴金属で扱われるように大変高価なものになり、それに比べて銅は手に入りやすく安く製品が作れるためです。しかし、オーディオ愛好家の中ではアンプとスピーカーをつなぐコードの伝導率が音を出すときに影響があることを気にしてわざわざ銀コードでスピーカーをつなぐことがあるそうです。その他、コードのプラグや電子回路の基板などに金を使い金メッキを施してある場合がありますが、それは銅や銀に比べて伝導率は落ちるものの、展延性(加工しやすい)に優れ、耐蝕性(さびにくい)が高く、経年劣化(長く使うことでの性能が悪くなる)しにくいので多くの電気製品に使われています。
 ちなみに、銅より伝導率が落ちるアルミニウムを使っているコードもあります。高圧送電線は数十キロ~数百キロと大変な長さで電気を送るために、軽くで丈夫な金属でないといけません。鉄塔が支えられる重さと丈夫さが優先されることから伝導率は劣るもののアルミニウムを使用するそうです。
 電気を送るためにどんなところでどれだけの電気が必要であるか、またいかにムダなくできるかと、最後にコードにお金がどれぐらいかかるか考えたうえで電気のコードを選択する必要があるということですね。

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