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ホーム > 科学のお話 > 2018年1月31日(水)皆既月食を見よう!


科学のお話

2018年1月19日(金)

さて、今回3年ぶりの皆既月食ですが、では次回はいつかと言いますと、なんとたった半年後の2018年7月28日なのです。本文のはじめに書きましたが、前回は2015年4月4日で、その前は2014年10月8日と、このときも、およそ半年で再び皆既月食になっています。この「半年」には、実は大きな理由があるのです。

図4:月の軌道の傾きと月食

地球から見て、月が太陽と反対側に来たとき、月は満月になります。図1にあるように、その時に地球の影に入れば月食になるのですが、満月の日はおよそ30日弱ごとにやってきますので、すると月食は毎月のように起こるように思えてきます。ですがもちろん、そんなことはありません。それは図4のように、地球の周りを回る月の軌道が傾いているからなのです。このため満月のとき、たいていは地球の影の上や下を通過し、太陽の光がきちんと月に届くわけです。ところが、赤い線の位置では事情が変わってきます。この位置では、太陽と地球と月はちょうどぴったり一直線に並びます。すると、地球の影がぴったり月に重なり、これによって月食が起こるのです。さらに、地球は太陽の周りを1年で一周していますので、半周するのには半年かかります。ですので、反対側の赤い線上に到達するのにはおよそ半年かかります。つまりこれによって、半年間隔で月食が起こることがあるのです。ちなみに今回の半年前、2017年8月8日に部分月食がありました。昨年の夏から今年の夏にかけて、半年間隔で立て続けに3回の月食が起こるのです。

太陽も地球も月も、私たちにとっては巨大な存在ですが、広大な宇宙の中ではとても小さな存在です。上記の図では説明のためかなり大きく描いています。そんな地球の影は、宇宙ではとても小さなものですが、それがやはり小さな月に見事重なったとき、月食が起こるのです。広い宇宙で繰り広げられるダイナミックな天体の動きを思い描きながら、そこから紡ぎだされる繊細な天文現象を味わってみましょう。

皆既月食の様子をライブ配信します!!

当日、皆既月食の様子をインターネットでライブ配信します。中継の映像で月の変化の詳しい様子を見ながら外で観察すれば、楽しみが2倍に!!

ライブ配信サイト:YouTube (https://www.youtube.com/watch?v=OIpnmOP7r-k)


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