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科学のお話
「おうちでミュージアム」保冷剤の中身“高吸水性ポリマー”で工作してみよう!

2021年12月8日


「おうちでミュージアム」保冷剤の中身“高吸水性ポリマー”で工作してみよう!

ケーキを持ち帰ったり、お弁当を冷やしたり、熱が出たときにおでこに当てたり・・・きっと家に1つはある「保冷剤(または蓄冷剤)」。その中身はいったい何なのでしょうか? 保冷剤には様々な種類がありますが、食品を買ったときなどに使うビニール製の保冷剤の中身はジェルのものが一般的です。ジェルの場合は、主に「高吸水性ポリマー(高吸水性樹脂)」というものに水を含ませたものが使用されています。 高吸水性ポリマーは水をたくさん吸って大きく膨らみ、ゲル状に固める物質(プラスチック)です。吸収できる水の量は、ポリマー自身の数百倍から千倍で、1gのポリマーの粉が約1リットルの水を吸収してしまうほど。保冷剤の他にも紙おむつや化粧品、さらには土の中の水を保つ役割として農業分野などでも活躍していて、私たちの生活にとても身近な存在です。 高吸水性ポリマーは、水をたくさん含んでいるので見た目が透明です。その特徴を活かして、ビンの中に水族館を作ってみましょう。 保冷剤の種類によって、ジェルがサラサラだったりドロドロだったりと粘性が様々です。水族館を作るには粘性が高いジェルのものを使うのがおすすめです。 写真の保冷剤はサラサラなジェルが入っていました。

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