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掲載日2021.11.27
2021.11.27
「おうちでミュージアム」科学のお話 たいへん深い部分月食
先日11月19日金曜日に部分月食がありました。みなさんは見ることができたでしょうか?写真は17時58分に撮影した月です。望遠鏡とスマートフォンを組み合わせて撮影しました。
写真を見てみると月が赤っぽく見えます。部分月食では、月の一部が欠けて見えるものが多いのですが、今回の部分月食は、月の約98パーセントが地球の影に隠れるたいへん深い部分月食でした。そのため、月が地球の影にすっぽり隠れる皆既月食の時のように、月が赤黒い色(赤銅(しゃくどう)色)に見えたのです。月食が起こるしくみについては「月食2021」(/blog/detail?id=32950)に書いているのでそちらを見てみてください。
なお、次回広島で見ることができる皆既月食は2022年11月8日です。
ところで、月食の時にはSNSで「皆既日食」というワードがよく投稿されるのですが、日食は「月が太陽を隠す」天文現象です。一方、月食は「月が地球の影に隠れる」天文現象です。それぞれ月と地球と太陽の位置関係が違いますので調べてみてください。ちなみに日食が起こるしくみについても「日食はどうして起こるの?」(/blog/detail?id=32936)で紹介しています。